コーヒーってどんな植物なの?
コーヒー豆は「コーヒーノキ」という植物の果実の種子を煎ったものになります。
可愛らしい赤い実の種子がコーヒーだと言うことをご存知でしたか?(私は大きな実の中に茶色いコーヒー豆が大量入っていると思ってました。笑)
因みに「コーヒーノキ」はアカネ科コーヒーノキ属に属する総称を言います。
コーヒノキの生育に雨季と乾季、夜と昼の寒暖差が大きい気候が適しています。
赤道南北の経度25度以内の熱帯・亜熱帯エリアが適正栽培地とされており、そこを「コーヒーベルト」と呼んでいます。
コーヒーノキ属の分類される植物は70種ほどありますが、その中で飲料用に生産されている代表的なものは「アラビカ種」「カネフォラ種」「リベリカ種」の3原種です。
「アラビカ種」
アラビカ種は現在生産されているコーヒーの約65%程を占めています。
アラビカ種が世界に広がっていき、交配や突然変異によって様々な品種が生まれました。
ティピカ種やブルボン種などの多くの品種があり、一般に好まれる風味を持っています。
病害虫や霧などに弱く栽培は困難ですが、風味とコクに優れており、よく見聞きする「モカ」「キリマンジャロ」などのお馴染みのコーヒーもアラビカ種として分類されます。
「カネフォラ種」
カネフォラ種は耐久性が強く栽培のしやすさから、現在生産されているコーヒーの35%程度を占めています。インスタントコーヒーや安価なレギュラーコーヒー用の豆としても用いられます。
(カネフォラ種は一般的にロブスタ種と言われることが多くなってます。ロブスタ種はカネフォラ種の代表的な品種の1つで「強靭」を意味する「Robust」にちなんで名づけられました)
「リベリカ種」
リベリカ種は、病害虫に弱く、生産量は極僅かで、全体生産量の1〜2%程度のため市場で見られることは稀です。
「アラビカ種」と「カネフォラ種」商業作物として重要なこの2つを覚えておけば、コーヒー通への第一歩です♪