生豆は洗わずに焙煎するべきか否か

当店では生豆を洗ってから焙煎しています。

必ず洗う必要があるかというと、そうではありません。

焙煎時の熱によって微生物はほぼ死滅すると言われています。

しかし、焙煎する前の生豆を一度水につけてみてください。

驚くほどの汚れが目に見えて浮かび、泥水になります。

 

 

微生物は熱で死滅するとはいえ、この汚れや農薬と共に加熱した物を口にすると思うと…気持ちの良いものではありません。

埃や泥、カビがついたお米を炊飯器に入れて高温で炊いて、その炊き立てのお米を食べるのと同じ行為ではないでしょうか。

当店では、生豆を適度な温度で丁寧に洗い、目視で欠点豆(水に漬けることにより浮かび上がるカビ豆など)を排除し、速やかに乾燥させてから焙煎を行なっています。

コーヒーを「食品」として捉える意識が低かった業界ですが、その意識が今少しずつ変わってきているのを感じます。

毎日ご自宅で飲むコーヒーは、少しでも安心で安全な物をお届けしたいという気持ちで、その一手間に力を注いております。

 

 

 

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